本日、J1リーグ用の新たな相棒で飛んできました!

 

DaVinci ParaglidersのOperaという機体です。 機体のクラスはもちろんCCC(競技用グライダー)です。

 

今まで大会で使っていたEnzo3は中古で譲ってもらったもので、かなり年期が入っており性能はまだ出ているものの、周りからは「もう危ないから変えたほうがいい」と言われておりまして。。。笑 実は次のグライダーをどうするべきか悩んでいたんです。Enzo4はまだまだ出る気配がないけれど、、、かといってこのタイミングで新品のEnzo3を買うほどの経済的余裕もない。。。

そんな中、とあるご縁がありました。

去年、韓国の新興パラメーカー、Davinciにテストパイロットとして就職した花田瞬選手がDavinciチームを引き連れて日本選手権に参戦。瞬くん経由でメーカー代表のジユンさんのご厚意でOperaを売っていただきました!ありがとうございます!!


乗ってみた率直な感想は

「お!結構乗りやすい!」

とくに良かった点はグライダーの声がしっかりブレークコード、リアライザーから聞こえることです。なので状況変化に素早く反応してコントロールができて安心感があります。

フルアクセル時の安定感もしっかりありました。(詳細なレビューはまた別の機会に。)

話が少しそれますが、パラグライダーを始めて2年目くらいの頃の話をしたいと思います。

当時、やっと飛ぶことに慣れてきて、ソアリングを練習し始めた頃です。イメージどおりの旋回ができず、「グライダーが全然曲がらない。旋回性能が悪い。」とインストラクターにこぼしたことがありました。その時返された一言がその後の自分の考え方を大きく変えることになりました。今でもパラグライダーで飛ぶ時には常に意識していることです。


「曲がらないわけがない。お前よりも何百倍も飛んでて経験値があって、何千倍もパラグライダーの知識を持ったデザイナーやテストパイロットが何度も、何度もテストして、調整を重ねて、よしこれでいい!ってリリースされたパラグライダーやぞ?機体によって多少の特性やクセはそれぞれあるだろうが、曲がらないわけがない。悪いのはグライダーじゃない、お前だ。お前がグライダーに合わせろ。」


うまく飛べないことに苛立っていた時にこの言葉を言われたこともあり、その時は素直に受け入れられなかったのですが、後から冷静に考えてみればぐうの音もでない意見ですよね。。。笑

その頃からパラグライダーに限らず、仕事や生活の中でモットーにしていることがあります。


「道具に自分が合わせる。」


ということ。

完璧に自分のイメージどおりに使える道具があれば最高ですが、現実問題そんなものは殆どありません。

パラグライダーであれ、カメラであれ、パソコンのソフトであれ、どんなものでも、「道具」は自分が合わせて上げることがとても大切だと考えています。


イメージ通りに動いてくれないことにイラつくだけでは何も前に進みません。まずはその道具の機能や特性、クセなどをしっかりと把握すること。そしてそれに合わせてイメージ通り動いてくれるよう、うまくコントロールしてあげることです。もはや「コントロールさせて頂く」くらいの気持ちでも良いかもしれません笑。そうすることで道具の性能を最大限引き出せるようになるはずです。


Operaは以前乗っていたEnzo3と比べるとちょっと操作が忙しい部分、難しい部分はありますが、そもそもCCCクラスの機体です。多少忙しいのは当然です。幸いなことにOperaは声がしっかり聴こえるグライダーなので、操作する側としては反応しやすくコントロールし易い印象でした。

今日は朝霧にて2回、計1時間半くらいフライトし、アクセルの調整もしっかり出来ましたし、Operaともかなり友達になれました!レース前のいい練習ができました。

次のレースは来週のJ1足尾!準備万端!楽しみだ!!

(でも今のところ天気予報が微妙なんだよなぁ。。。。お天道様、頼む!!!)



飛び人生は続く。

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